【#1 なぜ3Dスキャンなのかわかる】大谷町の地下空間をテクノロジーで盛り上げたい
- 2021年2月22日
- 読了時間: 3分
大谷町の地下空間をテクノロジーで盛り上げたい!というプロジェクトで、クラウドファンディング公開しました!
私たちは今後のビジョンも含めて #デジタル大谷プロジェクト と呼んでいます。
今回は、デジタル大谷プロジェクトの前に、なぜ3Dスキャンを扱うようになったのかについてお話しできればと思います!
3Dスキャンとは?
3Dスキャンは、現実の空間や物体の立体形状をコンピュータが読み取れる形式に変換する技術のことを言います。
例えば、目の前のリンゴの形状をコンピュータが読み取れるようにするには、リンゴを小さい点に分解したうえで、その点ひとつひとつの場所や色をデータとして保存しなければいけないわけです。
点の場所や色を取得する、つまりコンピュータが読み取れる形式を得るための手法のひとつが「3Dスキャン」ということになります。実際には場所(座標)だけではなくて、法線や経緯度など様々なデータを取得しています。
フォトグラメトリ
被写体をさまざまなアングルから撮影し、そのデジタル画像を解析、統合して立体的な3DCGモデルを作成する手法
実際の現場では、対象物をぐるっと回り込みながら写真を撮っています。

レーザースキャナ
レーザーを照射して、戻ってくるまでの飛行時間をもとに距離を推定しています。

誰でも3Dスキャンできるアプリ
これまで、3Dスキャンは土木事業者などが、土砂崩れでどれくらいの土が崩れ落ちてしまったのかを計測するための方法として主に利用されていました。土木分野では、大きな橋や道路、山を掘削した法面など、ある程度精度に折り合いがつく大きなスケールを対象にしています。このように、3Dスキャンは限られた専門分野での利用にとどまっていました。
それが近年では、計測機器そのものの精度に合わせて、データを処理するソフトウェアや根本のコンピュータ性能が向上したことをきっかけに、私たち一般の人々でもある程度ふれることができるようになりました。実際に、スマホを使って3Dスキャンできるアプリなどもたくさん出ています。是非試してみてください!
3Dスキャンによるデータ化の事例
2019年にノートルダム大聖堂の火災や首里城の焼失をめぐり3Dスキャンによる建築物のデータ化・保存(アーカイブ)が話題になりました。
これらの事故と3Dスキャンの持つ可能性に感動し、学生イベント「建築アーカイブの最先端を体験しよう-PHOTOGRAMMETRY WORKSHOP」を開催しました。当時は、3Dスキャンの数ある方法の中でも最も始めやすい「フォトグラメトリ」という手法を用いて行いました。
写真や図面ではない3次元データとして建物を保存できることによって、これまで計算対象になり得なかった空間が、計算可能なデータとして処理できるようになる、その下ごしらえが3Dスキャンであると考え、とにかく触ってみたいという想いでワークショップを開催していました。
そして、もともとは喫煙所として人でにぎわっていた休憩所が、学内の禁煙キャンペーンの流れによって禁煙化し人が訪れなくなったことも相まって、空間のデータ化を進めました。

WSを通して得られた「震災がれき大谷石の再利用による休憩所」の3D空間データ
実は、synschismoというチームは、このワークショップに参加したメンバーで結成されました。2019年の12月なのでもう1年以上前になります。

このワークショップの経験を活かして「デジタル大谷プロジェクト」は絶賛進行しています!
次回は、もう少しプロジェクトを発起したきっかけ、経緯を紹介できればと思います!


コメント